世界狂犬病デー
ご存知の方も多いと思いますが、本日9月28日は「世界狂犬病デー」です。
厚生労働省によりますと、この「世界狂犬病デー」は、狂犬病ワクチンを開発したパスツールの命日にちなんで、2006年に世界の狂犬病研究者グループが、ヒト及び動物における狂犬病の影響やその予防法などについて人々に知ってもらう目的で制定したそうです。
当日は、2007年以降、世界の135ヵ国においてイベントなどが開催され、狂犬病の教育活動や犬への狂犬病予防注射の取り組みが実施されています。
狂犬病は、狂犬病ウイルスによる感染症です。人は、感染動物(主として犬)に噛まれることによって唾液からウイルスに感染し、長い潜伏期の後に発症します。発症してしまうと有効な治療法はなく、ほぼ100%死亡します。アジア、アフリカを中心に世界では年間5万人以上の死亡者が発生しています。現在日本での狂犬病の発生は認められていません。しかし、貨物のコンテナなどに紛れ込んで、いつ感染した動物が日本に運ばれてもおかしくない状況です。やはり日頃から予防を心掛けておくに越したことはないでしょう。
2011年9月28日 14:03